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TOP快新(K新)女体化ジュエルの呪いにご注意を 14


ジュエルの呪いにご注意を 14
続きです。
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普通なら疎外感を感じるのは怪盗だろうと思うのに、ヤツと来たら来て早々工藤家とその周囲周辺に馴染み、まるで生まれた時からこの家と付き合いがあります、という感じだ。聞いた話では親同士交流があったらしく産まれる前からの付き合いらしい。それを知ってますます頭が痛くなった。
母はどうか知らないが、あのふざけた父親はおそらく怪盗キッドの正体を知っていたはずだ。それこそ初代のその人の時からずっと。でも黙っていた。
それは父親なりに考えがあってのことだろう。新一だって自分が現場で捕まえない限りは正体を知ったとしても黙っているだろう。胸踊る頭脳戦とギリギリのかけひき。犯罪者とは思えない正義感とおひとよし。
ある意味において怪盗キッドほど信頼と信用のおける相手はいない。
窃盗犯は現行犯逮捕が鉄則だし、現行犯以外で捕まえる気はない。
だいいち新一は警察ではないので逮捕件はないので逮捕など出来るはずはないのだ。
怪盗は、あのキザな口調で優雅に獲物を盗む。それだけではなく、同時に何人の人間の心を盗んでいったのだろうか。
今さっきもキスや触れてくる指先にぼんやりとして新一の心が怪盗にさらわれそうになった。
この相手の前では少しでも油断したり隙をみせたりしたら何か大事なものを根こそぎ奪われてしまいそうだ。
でも、あのひとなつっこそうな笑顔や仕草、一見屈託がなさそうに見える表情に騙されて油断しそうになる自分もいる。あれが素なのか装ってそうしているのか微妙なところだ。おそらく本人すら本当のところはわかっていないのではないだろうか。
服の下に、あついてのひら。
するりと撫であげられ、あやうく変な声が漏れそうになるが、くちびるを塞がれているのでこえは飲み込まれるだけだ。
とろりとしたあつい舌にくちのなかをゆっくりと掻き回され、絡められ、息が苦しくなってきたら舌でくちびるをなめてかぷりと軽く噛みつかれ、濡れた唇を擦りあわせてまた舐められる。
かかる熱い吐息にすべてがとかされそうになる。
どろどろで、とろとろ。
あまいばかりの底無し沼に突き落とされてしまう。こんな所に落とされてしまえば出ることは出来ない。
怪盗は新一が困っているからキスをする。
怪盗からのキスが必要だから、こうしてキスをする。
あまったるい顔と声で新一じゃないと嫌だとか、キスの相手が他のヤツじゃなくてよかったと心底安心したように言っても相手は百戦錬磨の怪盗キッド。女性を口説くのが趣味のような相手。本気にしてはいけない。
本気は駄目。
そんなことは当たり前のことなのに
ずきり、と、またも先程感じた胸の痛み。
なんだろう、これは。
こいつがどこで何をしようと犯罪に手を染めていない限り関係ないはずなのに、ヤツが他の誰かを口説いたりキスしたりすると思うと変に胸が痛む。
ずきずきしだした胸のおかげで頭を覆う靄も晴れてくる。
はっ、と熱い息がこぼれて自分のものとは思えないあまったるい声をこらえながら力の抜けた身体にカツを入れて怪盗の胸と自身のそれの間に手を入れて力をこめる。
てのひらでぐっと押すと、ぴったりとくっついていた身体が離れ、するりとつめたくなった気がした。
寒くはないはずなのに、服越しに伝わる体温がなくなり急激に寒くなる。気温自体はあたかいのでこんなの錯覚。そう思うのに寒く感じて離れたそばから隙間もないほどぴったりとくっつきたくてたまらなくなる。
今は女性になってしまったが、男同士でくっつきたいなんてどうかしている。これは何の罠だろうか。考えてもわからない。名探偵といわれ数多の事件を解決し、迷宮なんて今まではなかったのに。

「ん?目、さめた?」

唇を触れあわせながらささやかれることばにぞくぞくする。
少しの振動と、そして唇が動いた時にこすれあう感触。
ただ触れられただけで心地よくきもちいいと感じるのに、これでは深みにはまるばかりだ。
するりと間があいて寒くなった身体とずきりとする胸、冷たくなった心をふるいたたせて、よりくっつこうとする怪盗の胸をさらにぐいと押す。
てのひらからから早い鼓動が伝わる。
そうは見えないのにすごくどきどきしているのに驚いて思わず手を離し、胸の前で自分の手を握りしめてしまう。
怪盗の心臓がどくどくいっていたその感触が、まだてのなかに残っているようで、なぜか顔に熱がたまる。
一体なんだというのだ。
お互いの胸と胸の間には新一の手があって、まだ少しの隙間があいている。怪盗はそれが不満なのか、さりげなく新一の手をとり、指をからめてきた。
するり、とまるでそれが当然であるかのように器用で優雅なマジシャンの指にとらえられ、俗にいう恋人繋ぎみたいなことをされたのに指を離そうとか、男同士で手を繋いでどうするとか、抵抗する気が起きない。
指を絡めあいながら長い指先でくすぐるように手の甲を撫でてくる相手の仕草はくすぐったくて胸が変になりそうだし、見つめてくる瞳は直視出来ないほどあまくて優しいのに、何かを強く欲し、渇望する色がある。
こいつは基本的には優しいしとんでもなくあまいヤツだ。こわいはずはないはずなのに、一緒にいたら危険だしこわいと感じる時がある。
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カテゴリ:快新(K新)女体化
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