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TOP兄と妹が~(ヒバツナ子)兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 25


兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 25

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ツナが昔の事を思い出し、懐かしいなと感じながらも今の雲雀とデートなんて、嬉しいけど何の冗談かなと思っていると、雲雀はツナの鞄を持ちだした。

「え!? う? あ、あの、俺の鞄」

もう帰ろうとしている雲雀が、あの兄がツナの鞄を持っている。その事に焦ったツナは雲雀の手から鞄を取り戻そうとしたが、耳元で雲雀に大丈夫だからと囁かれて取り戻す前に固まってしまう。

「僕が持つから、いいよ」
「ッン」

ツナの口から、あまいこえ。
この声は、反則だ。
特に耳元で話されたらたまらない。
腰に響く声は背筋を這い上がり脳内にこだまして全身に広がり、ツナの身体を麻痺させてしまう気がする。
雲雀に顎下や耳のあたりを撫でられたりしている時にも変な声が漏れそうになって、こんなの変だと思い我慢していたがもう無理で、あまい息とともに小さな声が出てしまう。
ツナがもらしたはちみつのような声を聴いた雲雀は漆黒の瞳をすっと細め、琥珀色の瞳を潤ませながら顔を赤く染め、ぴるぴる震えるツナの耳の後ろから顎下にかけてゆっくりと手を這わせて、ツナの顎を持ち上げるように顎下にやった手を少しばかり上に上げる。

「ふっ、っ」

ぱちぱちと瞬きしている大きな琥珀色の瞳は濃いはちみつのようにあまくうるんで濡れている。
いきなり顔を上げさせられて驚いた事で少しひらかれたさくらんぼの唇からのぞく真珠のように白い歯と、あかい舌。
パウダースノーのような肌は薔薇色に染まり、美味しそう。
雲雀がツナの顔に自分の顔を近付けてツナを見ているので顔がすごく近くて、そのうえいきなり目があってしまって、ツナは思わずぎゅっと目を閉じてしまう。
いつもの冷たい表情でも直視出来ないのに、今のようにツナのすべてを溶かすような、あまくて熱い瞳で見られてしまえば直視出来ないのは当たり前。


顎を持ち上げられ、雲雀に見つめられたツナが瞳を閉じる姿。


雲雀はただツナの今の表情を見てみたかっただけだったのだが、雲雀の前、緊張しながらも無防備な様子でぎゅっと瞳を閉じる姿を見たら、キスをねだられているように見えてしまう。
今の雲雀の姿整もいけない。
ツナの顔を間近で見ようとして顔を近付けていたため、少し顔を傾けて下に落とすとすぐにでもキスする事が出来る。
ずっとずっとキスしてみたいと思っていたこのさくらんぼの唇に、キスする事が出来る。
らしくもなく少し緊張して、ごくりと喉を鳴らす。
二人を見守る生徒達には雲雀が緊張しているようには見えず、見ているだけで腰が抜けそうなあまい瞳とあまったるい声の雲雀を見て、何だこの最終兵器じみた男はと戦慄する。
いつもの鋭さや冷たさを一体どこに落としてきた。
これは間違いなく雲雀恭弥のはずなのに、まるで別人のようだ。
同じ男でもこんなのにこんな風に迫られたら正直ヤバいかもしれないのに、いかにも純情で何も知らなそうな沢田綱吉が色気の塊のような相手に迫られている。
恋人同士みたいなので別にいいとは思うのだが、初々しくもの慣れない沢田と、いつもはストイックで誰も寄せ付けない冷たい雲雀恭弥が年下の恋人(ツナ)にあまい姿を見せている。
雲雀本人に迫っているつもりがなさそうな所もまたたちが悪い。
今ですらこれなら、この男に本気で迫られ落ちない人間はいなさそうだ。


沢田、お気の毒に。とりあえず成仏しろよ。


クラスメイト達は今からちゅーか? ちゅーが始まるのか? とガン見しているが、そこは雲雀がいるため、ちらちらと見ながら気配は常にちゅーまであとちょっと的な二人に釘付けだ。
雲雀はクラスメイト達の視線はわかっていたし、笑顔の下にある京子の無言の圧力的な視線もガンガン感じていた。
だが雲雀の目の前でキスしてとばかりに無防備に目を閉じているツナを見てしまえば、どうしてもこの唇に唇で触れたくて仕方がない。


このままキスしたら、ダメだ。


キスしたら、多分止まれない。
一度この唇を味わってしまったら、もっと多くのものを求めてしまう。
もっと沢山、もっと先に進みたい。



求めて、欲して、欲望のままひどい事をしてしまう。



実の兄に乱暴に身体をひらかれたツナはどうなるだろうか。
かつて雲雀はなついていたツナを自分の都合で遠ざけ、ツナがまた仲良くしたいと甘えて来ても冷たく突き放し、優しい兄としての信頼を手酷く裏切った。
そんなツナが再び雲雀に裏切られ、兄妹でしてはいけないような事を強要されたらどうなるだろうか。
信じていたものにまた裏切られた事と、兄妹でしてはいけない事をした事で、ツナは多分心が壊れてしまう。
そうしたら、雲雀はとても大切なものを自分の手で壊し、そして喪う事になる。


そんなのは、絶体にだめだ。
絶体にしてはいけない。


そう思うのに、雲雀目の前にあるツナの唇に吸い寄せられる。


あと少しで唇が触れ合う。


そんな時だった。
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