FC2ブログ
TOPスポンサー広告兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 24


スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ:スポンサー広告
TOP兄と妹が~(ヒバツナ子)兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 24


兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 24

------------------------


京子は更にとどめをさすべくツナ本人に同意を求めるべく口を開く。

「ねえ、ツナ君。ツナ君はヒバリさんに誘拐されてるわけでも、無理矢理連れ去られるわけないよね」

にこにこにっこり。
教室内にいる他のクラスメイトは誰も何も言わず、話そうとはしない。凍りついたようにしているし、担任教師も何と言うべきか考えているなか、京子だけは実に自然に、何でもないように微笑んでいる。


笹川さん、どうしてそんなに平気そうなの?
どうしてヒバリさんとツナの関係知って当たり前のようにフォローしちゃってるの?
ヒバリさん怖くないの?


等々、クラスメイトの誰もが現在の緊迫した空気に不釣り合いな京子の天使笑顔に恐れおののいた。



この状況で笑顔って、笹川さん、もしかして超スゲー人なの?



並盛恐怖の帝王、雲雀恭弥がこの場にいる緊張感にたえられなくなったクラスメイト達は現実逃避してそんな事を考えた。
雲雀は美形でツナも可愛く見ていると非常に眼福なのだが、彼等は雲雀の中身を知っているため、目があったら殺されそうな気がして動く事も出来ない。
雲雀の恐さと緊張感におしっこもれそうと思った生徒、数人。
すでにちょっともらした。トイレ行きたかったけど引っ込んだ。もう気絶して現実から目をそむけたい数人。面白そうなのでとにかくこっそり見ていたい数人。
クラスメイト達の心境は様々で悲喜こもごも。
そんななかツナはというと、京子から気がきいているのかいないのかいまいちよくわからないフォローをされ、少し戸惑っていた。
ツナが雲雀に誘拐されるなんて事はありえないので、確
かに京子の言っている事は正しい。
正しいはずなのに、全体的に見て何かが微妙に違う気がするのだが気のせいだろうか。
ツナは首を傾げながらも雲雀は誘拐犯でも不審人物でもないので、京子の言葉に頷いた。

「うっ、うん、それはもちろんそうだけど、でも‥‥」

やっぱり何か微妙なニュアンス的なものが違う気がする。
鈍いツナは自分が感じた違和感に気がつかないまま、確かに事実は事実だしと少しばかり納得出来ない顔で頷くと、雲雀はそっとツナをエスコート。

「綱吉、行こうか」

当たり前のようにツナを促す雲雀は優しくて、少し昔に戻ったみたいな気がして、ツナはぱあっと顔を明るくして、でも次の瞬間下を向いてちらちらと雲雀の顔を見つめる。

「あ、はい‥‥」

小さな声で控え目に頷いたツナを見た京子はにっこり笑顔。

「じゃあツナ君、ヒバリさんとのデート、楽しんでね」

天使の微笑みでまたもや爆弾を投下し、ツナは京子の言うデートという言葉に赤くなり、わたわたと動揺する。

「でっ、でっ、デート!?」

京子の発言に、ツナは驚いた。京子は雲雀恭弥がツナの実の兄である事を知っているはずだ。
多分冗談でデートと言ったのだろうが、ただのおでかけのはずなのにデートと言われてしまえば、雲雀とデートという事を意識してしまって、元々まともに見る事が出来ない雲雀の顔が余計に直視できなくなる。
デートという言葉に真っ赤になって絶句してしまったツナを見たクラスメイト達は、初々しい反応をするツナと、そんなツナを愛しそうに見つめ、デートという事を否定する様子のない雲雀の姿に、この二人は本物だと確信した。



並盛の暴君雲雀恭弥と、並盛の妖精沢田綱吉は付き合っていて、熱々のラブラブ。



デートと言われてもじもじ照れるツナの何と可愛らしい事か。
男連中はあの沢田綱吉を恋人に出来る雲雀恭弥が羨ましくて仕方がない。あんなに可愛い彼女がいたら、きっと毎
日が薔薇色だ。
ほんわりと全身美味しそうに色付いたツナを軽く腕に抱いている雲雀は、唇の端を少し上げ上機嫌。

「笹川もそう言ってるし、早くデートに行こうか。ああ、学校の事は大丈夫だから。綱吉は何も心配しなくてもいいよ」

ツナがぐるぐるしている間に雲雀までデートだと言い出し、ツナは今の状況が余計にわからなくなってきた。


雲雀とデート。
雲雀がツナとデートすると言った。


夢でも見ているのだろうか。
それとも雲雀がツナをからかうためにたちの悪い嘘でもついているのか。
昔のツナなら「おにいちゃんとデート」で単純に喜んでいた。
昔のツナはお外で雲雀と遊ぶより、お家のなかで雲雀と遊ぶのが好きな子だった。
お家のなかなら誰にも雲雀を取られたりしないからお家で遊ぶのが一番好きだったが、お外に行くのも好きだった。
保育園で、好きな人とお出かけして遊びに行く事を「デート」というのだとおませな女の子達の噂話を聞いたツナは「すきなひと」と聞いて真っ先に兄の顔を思い浮かべ、雲雀にデートしてとよくねだった。
その度に雲雀は奈々の作ったおやつを持って小さなツナの手を引き「デート」してくれた。
デートとはいっても、近所の公園まで行き、ぶらんこに乗ったり砂場で遊んだりするおままごとのようなデート。

スポンサーサイト

カテゴリ:兄と妹が~(ヒバツナ子)
Back | Top Page | Next
Comments

コメント投稿













管理者にだけ表示を許可する


| Top Page |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。