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TOP兄と妹が~(ヒバツナ子)兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 15


兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 15
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「えっと、おっ、俺? 一体どうしてですか?」


雲雀がツナを迎えに来てくれたのは、ツナが小学校低学年の時まで。
そのあたりまでは雲雀も毎日ツナを迎えに来てくれて、ツナを大事にしてくれていた。
優しくて、ツナにはあまいとてもいいお兄ちゃんだった。
でも今はツナを見る度に冷たい瞳で、突き放すような声で接してくるので、まさか自分を迎えに来るとか思わず、
「綱吉以外、僕が誰を迎えに行くんだよ」とか言われるとは思わなかった。


だって、これでは何か告白みたいだ。


ツナがそう思いたいからそう聞こえるだけなのだろうけど、でも、ちょっと告白みたいだなと嬉しくなる。
雲雀相手に一体なぜと聞いてしまったが、せっかくツナを迎えに来てくれると言ってくれた雲雀に、一体なぜと聞き返したのはまずったとツナはすぐさま後悔した。


雲雀に理由なんて聞いてはいけない。


理由を聞いた途端、やっぱりやめたと言われたり、臍を曲げられいつもより冷たくされたりしたら嫌だ。
ツナも雲雀に優しくされるという夢がみたい。

いつもはツンツンしている兄に、昔みたいに優しくされたい。
ツナが雲雀に対して、どうしてとか、そういう疑問を口にしたら雲雀はぷいと横を向いて何事もなかったようにまたツナに冷たくなる気がして少し青くなってしまう。
せっかくツナの事を迎えに来てくれると言う雲雀に余計な事を言って、迎えに来てもらえなくなるのは嫌。
ツナは口をつぐみながらちらちらと雲雀を見て、雲雀の出方を観察するが、雲雀が怒っている様子はない。
むしろツナが言った言葉はスルーされているかのようで、それはそれで心配だが、雲雀はツナの動揺など知らないような顔をして、京子の入れ知恵通り、ツナの事を思い出し告白とも取れるよいな事をしれっと言っただけ。
わざわざツナの所に行くのは、京子に言われ、雲雀もそうするべきだと思ったからだが、その理由を言うわけにはいかないので、雲雀は適当な言い訳をしてツナが作戦をぶち壊してしまわないように釘を刺しておく。

「君に用事があるからに決まってる。君の教室に行くけど、間違っても僕の事、兄とは言わないでね。あと、誰に何を聞かれても、僕と君が兄妹って言わない事。僕は君と兄妹とか思われたくないから。もし僕の事を兄だとバラしたり、人前でお兄ちゃんとか言ったりしたりしたら‥‥」

雲雀が少し考えるような仕草でツナを見ると、雲雀の方をちらちら見ていたツナはびくりと身体を震えさせた。
雲雀は普段から自分の事を兄と言うなと言ってくる。
君と兄妹なんて最悪だと言ったり、君は妹じゃないと言ったり、君と兄妹だなんて知られたくないと言うので、迎えに来てくれるとはいっても、雲雀はやっぱりツナの事が恥ずかしいし、ツナみたいな妹がいると思われたくないんだと傷ついてしまう。
しかも、もし人前で兄の事をお兄ちゃんと言ってしまったら何かあるらしい。
一体何があるのだろうか。
ツナはびくびくしながら、そっと雲雀に聞いてみた。

「いっ、言ったら?」

お兄ちゃんって言ったら何があるの?
聞いてからそっと雲雀を盗み見ていると、雲雀は少し考えるような仕草。
兄妹だとバラしたら―――とは言ったものの、バラしたら具体的に何をするとかまったく考えていなかった雲雀は、ツナが兄と呼んでしまったらどうするか考える。
前々から兄と呼ぶなと言っていたにも関わらず雲雀の事を兄と呼んだら、「お兄ちゃん」と言ってしまったその唇にお仕置きをするのもいいなと思った。
熟したさくらんぼのように赤く艶やかなツナの唇。
ぷっくりとして魅惑的なその唇を自分の唇でふさいで、舐めて、噛んで、口のなかまでお仕置きして、雲雀の事を兄と言った舌も吸い上げ、気がすむまでたっぷりお仕置きをする。
ツナにキスなんて、本当は出来るはずがないのに、雲雀は考えてしまう。
あの唇にキスしたいといつだって思うから。
機会があればあの唇を味わいたいと思うから、ツナが雲雀の事をお兄ちゃんと言い出したら、唇にお仕置きしたい。
ツナにお仕置きした時の事を想像した雲雀はぺろりと唇を舐めてから唇の端を軽く吊り上げ、どこか挑戦的に、あまく誘うように、ふっと笑う。


「―――お仕置き、かな」
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