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TOP兄と妹が~(ヒバツナ子) 兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 14


兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 14
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雲雀とツナの食事は、いつも静かだ。
雲雀はツナと顔をあわすのはまずいと思いながらも食事は一緒にとるようにしている。
朝は雲雀の方がだいぶ早い日もあるので一緒に食事が出来ない事が多く、そんな日には朝食と、おなかが空いたときに手で軽くつまめる軽食と一緒にお弁当がテーブルの上に置いてある。
忙しい時に何かをしながらつまめるように片手で食べる事の出来るものや、雲雀の好みを熟知したもの。毎日食事を作るのは大変だと思うので雲雀は週2日は家事を休むようにと言っているのだが、ツナは何も言わずに作り続ける。
彩り鮮やかで食欲をそそり、栄養のバランスも考えられた食事。
確かに雲雀は外食よりツナの作った食事の方が好きだし、外食では食欲がわかずあまり食べない。
むしろ食事を抜くのだが、そんな事ツナにはわからないはず。
雲雀はツナが作った食事は必ず食べるし、出来るなら一緒に食べるようにしている。
朝、昼は無理な事が多いのだが、夕食時はだいたい一緒に食べて、今日一日ツナに何かあったかどうか、ツナを見て観察している。
ツナは雲雀の前ではいつも大人しく下ばかり向いて小さくなっているような感じだが、毎日じっと観察していれば、ツナが特に落ち込んでいたり悲しんでいたりするのがわかる。
その日何か悲しい事や辛い事があったらいつもより小さくなって悲しそうだし、嬉しい事があったらいつもより少し顔色が明るい。
ほんの少しの変化だが、雲雀はそれを見逃さない。
二人で静かに夕飯を食べるのはいつもの事。
ツナの料理は美味しくて、いつでもお嫁に行ける位なのだが、雲雀はいつも無表情で食べるし、ツナもあまり美味しそうな顔をしてない。
雲雀と一緒にギスギスした空気のなか食事をするのだから笑顔で美味しそうに食べるなんて無理なのだろう。
かちゃかちゃと食器がたてる音。
雲雀のカップにあるお茶が無くなれば当たり前のようにツナがお茶を煎れ、黙々と食事。
今日もいつものように無言で食事をする。
いつもなら、二人ともこのままほぼ無言を通し、いただきますとごちそうさま以外はあまり話さないのだが、今日は違う。
雲雀は笹川京子に明日の事を言われている。
エロ教師からツナを救うのだと使命感に燃えていた笹川京子。昔からツナに執着し、雲雀をミミズ以下ゴキブリ並の最悪の害虫と言っていたあの天使な悪魔笹川京子に言われた作
戦を実行するため、雲雀は黙々と食事をしているツナに声をかけた。

「綱吉、明日、学校が終わる頃に迎えに行くから」

明日の事を考えると緊張して夜も眠れない気がするが、何でもないように、ごく自然にさりげなく言うと、ツナは雲雀を見つめ、目があった瞬間すっと瞳を逸らし、ちらちらと雲雀を見つめ、戸惑いもあらわにもごもごと言った。

「えっ? だっ、誰をですか?」

雲雀から学校に迎えに行くからと聞いたツナは、一体誰を迎えに行くのだろうかと疑問に思ってから、青くなる。


もしかして、兄はツナの学校に好きな人でもいて、その人を迎えに来たりするのだろうか。


だからツナが兄を見ても知らないふりをしていろとか、そんな事を言いたいのかな?
ツナは雲雀が自分の事を迎えに来るとは露ほども思ってない。
雲雀がわざわざ迎えに来る位なら、すごい可愛い子だろうな。誰だろう。誰かわからないけど、ツナは今この瞬間から雲雀が迎えに行くと言った見も知らない誰かを嫌いになった。
雲雀が好きになってしまうような可愛い子という事を考えると、雲雀が迎えに行くような相手は、可能性としてツナの親友笹川京子が思い浮かぶ。


メジャー雑誌の人気読者モデルをしている京子はとても可憐で優しく、天使そのもの。


ツナがため息をついて、京子ちゃんは天使だねと言うと、可憐な天使は、天使は私じゃなくてツナ君の方だよといつも言う。
ツナは雲雀が迎えに行く相手は京子かもしれないと考えた。
京子と雲雀はお互いひどく嫌いあっているように見えたのだが、あれはポーズで、実は二人はラブラブなのかもしれない。
それか、好きとかそういうのではなく、たまたまモデルの仕事が一緒になったからかもしれない。
でも仕事が一緒になっただけの理由で雲雀が京子を迎えに行くなんてありえないので、雲雀がもし京子を迎えに来たりしたら、それは雲雀が京子を好きだからだ。
自分の親友と兄が付き合っているのかもしれない。


もし付き合っていたらどうしよう。


ツナは痛む胸を抱え、じっと下を向いてテーブルの上にあるごはんを凝視する。
雲雀を見つめるわけにもいかず、だからといって全然関係のない明後日の方向に視線を向けるわけにもいかないツナは、不自然にならないように軽くご飯をつつきながらテーブルの上にある夕飯を見つめる。
ツナがぼんやりしながら、雲雀は誰を迎えに来るのかなと考えていると、ツナの事なんか無視して答えてくれないと思っていた雲雀があっさりと言った。

「君だよ、君。綱吉以外、僕が誰を迎えに行くんだよ」

当然のように言われたその言葉を聞き、ツナはびっくりして思わず雲雀を見つめてしまう。
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カテゴリ:兄と妹が~(ヒバツナ子)
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