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TOP兄と妹が~(ヒバツナ子) 兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 5


兄と妹がこんなに好きあって何が悪い! 5
オフ化済み。
オフでは完全版ですが、こちらではweb版でとして連載いたします。
書店在庫はバードEX様にございます。

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ツナが自分を可愛くないと言うのは雲雀がツナに対して可愛くないと言っていたためなのだが、実際のツナは非常に可愛い。

雲雀が妹であるにも関わらずツナを好きになってしまい、そこから抜け出せなくなっている位なのだ。可愛くないはずがない。

ツナはこの雲雀恭弥を夢中にしているのだ。

雲雀はツナを好きになったら面倒だし報われないから絶対にダメだと何度も思ったのに、好きという思いをどうしても捨てさる事が出来なかった。

ツナは本当に可愛いくて、身内の欲目や好きになったらどんなブスでも綺麗に見えるとかそういう類ではなく、本当の本当に可憐で、可愛いく、そばにいれば思わず触れてみたくなるような見るからに美味しそうな少女だからこそ雲雀はわざわざ忠告したのだ。

その証拠に、ツナの事を可愛いと思っているのは雲雀だけではない。

沢田綱吉といえば、このあたりではかなり有名な美少女で、それを知らないのは当の本人だけ。

なぜ当の本人が何も知らず、おおっぴらに騒がれたりしないかというと、雲雀が騒がせないようにしているからに決まっている。

ツナが可愛くて、とても人気があると事はツナの耳に入らないようにしているから、本人が知らないだけなのだが、こんな事なら自分の容姿がある程度可愛いと自覚させておいた方がよかったのかもしれないと雲雀は少し後悔した。

自分は痴漢被害にあうはずがないと何故か自信ありげなツナに、その根拠のない自信はどこから来るんだとため息をつきたくなる。そしてむかつく。

雲雀がどれだけツナに近づく害虫どもを咬み殺しているのか教えてやりたい。

奴らは咬み殺しても咬み殺しても次々わいて出てくる。

他人だというだけで、血が繋がっていないというだけで堂々とツナに告白したり付き合ったり結婚できる権利を持っている実にむかつく輩だ。

ツナを好きだと抜かす害虫どもはいくら咬み殺してもまったく減る様子を見せないどころか勝手に増殖していく。
鬱陶しい事この上ない。

雲雀はのんきに自分だけは大丈夫と思っているツナに、君が一番危ないんだと思って、でもそれを口に出すわけにはいかず、少しばかり苛つきながら言った。

「痴漢は痴漢だから、可愛いも可愛いくないも関係ないよ。とにかく、早く帰る事と道を歩く時には注意すること。いいね」

自覚がないお姫様に、静かな口調でぴしゃりと言ってやる。

いつもなら、ツナはここで頷くはずなのだが、今日は何故か戸惑い、口をもごもごしながら頷くのを渋っている。
少し嫌がっているようなツナの姿を見て、雲雀は自身の胸がひやりと冷たくなる。

そういえば、今日、ツナはいつもより随分と遅かった。

ツナが無事帰ってきた事にほっとして、雲雀とした事が遅くなった理由を聞きそびれてしまったが、遅くなったのはまさか、ツナに恋人が出来て、そいつと会っていたからではないだろうか。

校内で何かあったり、帰り道で誰かと一緒だったりしたら即座に雲雀に連絡が入るようになっているので何も変わった事はなかったと思いたいが、万が一という事もある。

ツナに恋人が出来た日には、速攻でそいつを咬み殺しもう二度とツナに近づく事がないようにするつもりの雲雀は、ツナが誰かに告白されて恋人が出来た事を考え、心の準備をしておく。

ツナに恋人が出来たと考えただけで心臓が嫌な音をたて、ひどく気分が悪くなってくる。

恋人を作るなんて、絶対に許さない。

ツナに恋人なんて、それがどんなに出来たやつでも認めない。

雲雀はツナの恋人に対して沸騰しそうな怒りを抱え、本当に恋人が出来たかどうかをどうやって聞き出すかを考えていると、もぞもぞと居心地悪そうにして雲雀から瞳を逸らしているツナが、躊躇いながら言いにくそうに、小さな声でぽそぽそと言った。

「でも、俺、テストの点数悪くて、補習があって、早く帰れない‥‥」

恋人が出来たかもしれないと思って身構えやきもきしていた雲雀は、ツナに言われた意外な単語に力が抜けた。

「補習?」

恋人とデートするから遅くなるとかではなく、もしかして勉強が出来なくて放課後居残り的な、雲雀にはまったく縁がないあの補習の事だろうか。

本当に補習なのか聞いてみたら、ツナは青くなり、ぴるぴる震えながら頷いた。

「はい‥‥」

ツナは補習させられる程成績が悪い事を雲雀に知られてしまい、成績の悪さを雲雀に怒られてしまう思っているのか小さな身体をより小さく縮め、固まりながら震えているが、雲雀はツナの成績が悪くても一向にかまわなかった。




続く
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