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TOPリボーン 恋愛パニック ヒバツナ♀甘い罠6


甘い罠6
次は新章の下着☆パニックです。
------------------------------

雲雀はパジャマの上から学ランを羽織り、不機嫌そのものの顔をしてディーノを見つめた。

手にはトンファーの変わりにシャワーヘッドとボディソープ。

「なんで僕が‥‥‥」

雲雀はショックのあまり幻想世界に引きこもった役立たずの腐れパイナップルを思った。

まったく都合が悪くなるとすぐに幻想世界に引きこもるなんてっ!

おかげであの変態いかれパイナップル頭2号が出て来たじゃないか。

どっちも嫌いだが、六道骸に関しては警戒心のある恋人もクローム・髑髏と名乗るあいつに対してはまったく警戒心がない。

恐らく性別が関係しているらしいが、あの女は雲雀の可愛い可愛い恋人を狙う変態だ!

元々警戒心の欠如した恋人だが、大人しそうな知り合いの女性相手だとなおのこと余計に警戒心の欠片もない。

この病院の看護腐に受けた誤解やら恋人の身(貞操)の安全とかのためには正直、こんなうっとおしい馬に関わってる場合ではない。

ではないがしかし!

この馬を自分が綺麗にしないと、恋人が「俺がやります」と言い出して、馬と風呂に入ってしまう。

それはダメだ!

仕方がないので雲雀は手にしたボディソープの蓋を壊して容器を丸ごと逆さにし、膨れて不機嫌そうに座り込むディーノの上にぶちまけた。

「ぎゃー!恭弥おまえ何すんだよ!大体俺一人で入れるぞ!!」

「そうだよね」

重症なんて嘘だもんね。

そう言ってシャワー(水)を強い勢いでディーノにかけた。

「ぎゃーっ!冷た!イタ、シャワーきつすぎ!つめてー!つめてーよ恭弥なんで水なんだ!?お湯出せお湯!!」

がほがほ言うディーノを適当にあしらって、雲雀はシャワーを止めた。

「さ、綺麗になったかな」

いい加減に洗って(むしろ洗ってない)雲雀は文句を言いながらくしゃみをするディーノを風呂に置き去りにして去っていった。





病室に戻るとそこには雲雀の恋人にぴったり寄り添って、まさに恋人の距離で引っ付いているパイナップル頭2号がいた。

彼女はケーキを食べ、静かに笑いながら言った。

「ね、ボス、これすごく美味しい。食べてみて」

はい、とフォークをツナの口元にもっていく。

所謂「はい、あ~ん」というアレだ。

雲雀はピシリと固まった。

夢の「はい、あ~ん」をこの女はこんなに簡単に!!

しかも雲雀の恋人も、あの可愛い唇を開いて、パイナップル女の手からケーキを食べていた!!

「ボスのそれも美味しそう‥‥」

ツナのマンゴームースをじっと見つめるクロームに雲雀の恋人は、にこりと笑って

「うん。美味しいよ。食べる?」

そう言ってはいとクロームの口元に生クリーンがたっぷりかかったマンゴームースの乗ったスプーンを持っていく。

パクリ。

もくもくと食べたクロームは照れたように笑った。

「ボス。これ美味しいね」

ふわふわふわわん。

まさしくそんな雰囲気。

雲雀が固まったままじっとそれを見つめていると、ツナがふいと雲雀の方を見た。


「あっ!雲雀さん!」

その途端、ふんわりと頬を染めて、掛けていたソファを立ち、マンゴームースとスプーンを手にたかたかと雲雀の元に走ってきた。

ソファに座ったままのパイナップル2号が、邪魔しないでとばかりに目を座らせて雲雀の方を睨んでいるが雲雀にはそんなものは見えてない。

見えるのは、嬉しそうに自分に駆け寄ってくる恋人の姿だけ。

「雲雀さん!すみませんでした。あの‥‥ディーノさんは?」

ディーノの事を心配そうに聞いてくるツナに、雲雀は疚しい事などありませんというような胡散臭い笑顔で答えた。

「ああ、あの人ならゆっくり湯船に浸かりたいって言って、今頃お風呂を楽しんでるよ」

雲雀の言葉をまるのみしたツナはほっとしたように、でも少し心配そうな顔で言った。

「よかったです。でも‥‥重症なのにお風呂につかっていいんでしょうか‥‥?」

「大丈夫だよ!ぴんぴんしてたからね!」

雲雀は自分がいじめたおして風呂場に沈めた自称教師を思って爽やかに笑った。

「そうですか‥‥‥じゃあよかったです。雲雀さんありがとうございます!」

ほわんとした頬とはにかんだような微笑み。何故か急いで雲雀から少し目をそらして、じっと自分の手元を見つめた。
いきなり雲雀から目をそらして、ほんわりと頬を赤く染めた恋人に雲雀は首を傾げた。

「?どうしたの?」

「いえいえいえ、どうもしません。どうもないです!」

「?そう?」

彼女の様子がおかしいような気がするが自分の気のせいだろうか?雲雀は首をひねって思った。

雲雀がじーっとツナの方を見ていると、彼女は焦ったようにいきなり雲雀の前にマンゴームースを突き出す。

「雲雀さんこれすごく美味しいんですよ!」

そう言いながら今度は自分のもとにマンゴームース

を引き寄せる、スプーンですくって、はいと雲雀の口元にそのスプーンを持って行った。

これは、もしやあの、はい、あ~ん。

ではないだろうか。

雲雀は一瞬固まって、そして、こんな機会は滅多とないかもと思い態度のおかしな彼女に対する疑問から素早く思考をチェンジする。

「美味しそうだね」

そう言って彼女の持っスプーンからぱくりとマンゴームースを食べる。

「うん。美味しい」

目的の一つ、

はい、あ~ん

きっとどんな食べ物だって美味しく感じるだろう。

とても機嫌の良い雲雀にツナはほんわりと頬を染め、手元にあるマンゴームースの器を見つめ、ちらりと雲雀を上目遣いに見つめ、またも目をそらして、慌てたように聞いた。

「美味しかったですか?よかった」

何故かとってつけたような言い方だが、この機会なので雲雀はもう少しねだってみた。

「ね、もっとちょうだい」

トントンと指先でマンゴームースの器を叩く。

そうすると彼女は慌てたように、はいと返事をして、またマンゴームースを一すくいして雲雀の口元に持っていく。

「どうぞ」

口元に差し出されたスプーンを見つめ

「んっ、ありがとう」

そう言ってまたぱくりとマンゴームースを口にする。

口に入れると甘くて爽やかなムースが口のなかでとろけていくが、正直マンゴームースの味りも、雲雀にとってはこの情況の方がよほど甘く美味しい。

機嫌良さげに目を和らげていると、ちらりとこちらに視線を寄越した上目遣いの恋人と目があった。

しかし頬を染めた彼女は目があった途端また下を向いて、またじっとマンゴームースを見つめ出した。

しかしマンゴームースを見つめ出したかと思うといきなりハッとしたような顔をして、急いで雲雀にそのムースの器とスプーンを押し付けた。

「雲雀さん!これあげます!」

雲雀の手に無理矢理ムースの器とスプーンを押し付けて、そして雲雀が止める間もなく恋人は風のように去って行った。

「えっ?」

恋人が突然出て行ったのを呆然と見つめて雲雀は首を傾げた。

何なんだろうか?

そしてクロームはそんな雲雀を黒い視線で見つめ、病室を後にし、得意の幻覚を病院内の看護腐に発動させた。

雲雀恭弥なんて、困ればいいのよ。

ついでにボスを狙う男はみんなBLにする!

クロームは可愛らしく無害そうな顔をして、悪どい事を考え、幻覚を作りながら病院内をねりあるいた。

そして彼等がBLだという噂は益々凄い勢いをもって広まる事となる。

もちろん、まだこの時点では雲雀恭弥も幻想世界に引きこもり中の六道骸も、その事に気づきはしない。

ディーノに至っては、最初から最後まで何も気付かず誤解したままだった。













すべてを仕組み、すべてを知る赤ん坊は、それを見て一人、わらった。

「おめーらも、まだまだ甘いな。これで俺に復讐やら逆襲しよーなんざ百年はえーよ」

またも誤解に満ちた記録映像ディスクは作られ、そして骸と雲雀に送られ二人をどん底に叩きつけるのだが、まだこの時の二人はその事を知るよしもなかった。




一方その頃雲雀にマンゴームースを押し付け病室を出て行ったツナはというと、病院内の屋上にいて、その床の上にしゃがみこんでいた。

じっと屋上の床を見つめて、ツナはマンゴームースを嬉しそうに食べる雲雀の顔を思い出し、顔を赤くした。

マンゴームースをスプーンですくって雲雀の口に持っていった時、唐突に思い出してしまった。

雲雀とキスした事。

あの唇とキスをした。

前にキスした時、あの舌が自分の口のなかに入ってきた。

そう思うと急に恥ずかしくてたまらなくなった。

うちにいる小さい子相手にいつもしている事が、なんだか凄い恥ずかしい。

雲雀の側にいたり、雲雀の事を考えると最近自分がわからなくなるツナだが、あの雲雀の唇を見て、あんな事を思ってしまったのは、本当に、恥ずかしい。

キスしてほしい

なんて思うなんてっ!

なんでそんな事思っちゃったんだ、俺!?




雲雀が聞いたら喜んでキスするだろうが、生憎と雲雀はそんな彼女の感情の変化など知らない。

そして当の彼女自身も自分のが持つ想いの名前に気づかないままだ。

彼女が自分の心に居着いた感情やおもいの名前に気付く日は、果たしていつになるのか。




まだ誰もしらない。


BLはおれで一応おわり
次は新章「下着☆ぱにっく」です。
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Comments
2010/07/22
from #
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/07/22
from 浅田リン #- URL
こんばんわ
お久しぶりでございます。

メモでお返事しておりますのでそちらをお手数ですがそちらをご覧くださいませませ~。
2010/08/14
from #
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/08/16
from リン #- URL
こんばんわ
コメントありがとうございます。
お返事はメモでさせていただいておりますのでそちらをごらんくださいませ~。

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