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TOP百合ヒバツナ恋の歌 恋する十字架6


恋の歌 恋する十字架6
百合ヒバツナ「恋の歌」
オフで完結済み。完売後再録集に番外と一緒に収録。
再録集のお取り扱いはバードEXになります。
こちらはweb版となります。

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食べたいな。
雲雀が甘く出来ている少女を目を細めて見つめていると、甘くておいしそうな彼女はふるふると首を振った。

「俺、美味しくないですっ。可愛くないしっ。涙だって、普通にしょっぱいし、あまくないっ。甘いのは俺じゃなくてっ、違うっ」

何かに混乱したように言う彼女に、雲雀はふーんと適当に返事をして、特に甘そうに見える熟れた苺のような唇を見つめた。
薔薇の唇と、唇から時折覗く赤い舌。
舐めてみたら美味しいだろうか。
たべて、たっぷり味わってみたい。
雲雀は少しだけ腕を緩め、少女の細い腰を掴み、力を込めて後ろ向きに抱きしめていた体勢をくるりと入れ換える。

「えっ!?」

いきなり腰をつかまれ体勢を入れ換えられ、今まで背後にいた雲雀をいきなり正面に見て、少女はまたも驚いた顔をして雲雀を見つめている。
そんな少女をきゅっと抱きしめて密着し、惹かれて止まない赤い唇を見つめる。
やっぱり、おいしそう。
右手で背中を固定し、左手でキャラメル色の髪を撫で、さらさらすいていくと、少女がうっとりと気持ち良さそうに目を細めてふっと淡く息を吐いた。
ふにゃんと少しだけ抜けた力と警戒心に雲雀は気を良くする。
そうそう。
この子はこの方が絶対可愛い。
おいしそうなこの子はこのまま拒否も拒絶も何の警戒もする事なく、すべてを雲雀に預けてしまえばいい。
やわらかい髪を撫でていた雲雀は少しだけ警戒をといた
ような少女の表情を見て、あまい息を吐き出す、実においしそうな唇に目を奪われる。
食べたい。
さっきから、ずっと思っていた。
‥‥食べたいなら、そう。


たべてしまおう。


ツナが大人しい事に気を良くした雲雀は、頭を撫でていた手でさり気無く後頭部を固定し、心地よくうっとりとした微睡みのなかにいるような少女の唇に、自分の唇を寄せた。
すこしだけ、触れてみる。
軽く、かすかに。
優しく髪を撫でられ、暴れることをやめてうっとりと雲雀に身を任せてしまっていたツナだが、さらさらと髪を梳く手が突然止んで、あれ? と思った途端、いきなり唇にふにゃんとしたものが当たったので驚いて大きな瞳をぱっちりと開いた。
瞳を開いたツナの前には、雲雀。
しかも、すごく近い。
近い以前に、雲雀の唇が、ツナの唇にくっついている。これは世に言う、キスなのではないだろうか。
ツナが、雲雀とキスしている。
ばちっと間近で二人、目が会ってツナはどうなってこうなっ
たのかわからず、慌ててぱちぱちと瞬きをする。
雲雀恭弥とキスだなんて、これは夢だ。夢でしかありえない。なによりありえないのは、ツナ自身、雲雀とキスしている事に欠片も嫌悪を抱かず、むしろ嬉しいと思ったこと。雲雀の唇がツナの唇と重なり、触れ合う。どきどきして、ずきずきする。不思議な感情。おもい。嫌悪を抱かない不安。


この人とキスする不安。


どうして拒否しないのか。どうして雲雀はツナにキスしてきたのか。
混乱するツナは雲雀を突き飛ばすことも泣く、やめてと拒絶することもなく、ただ固まっていた。固まるしかない。
ツナにとってこれははじめてのキス。そしてはじめてのキスの相手が雲雀だという事実に混乱して、雲雀を突き飛ばすどころの話ではない。
キスされたツナも混乱しているが、キスした雲雀の方もそれなりに混乱していた。
雲雀も、自分がどうしてこの少女を甘く感じたり、こんなにも食べたくて仕方がなくなるのかがわからないので、戸惑ってはいるのだ。けれど、雲雀にはその戸惑いを上回る欲望と欲求が存在した。
それが、ツナの唇を味わうこと。
多少の疑問やわからないことはあっても、自由人である雲雀恭弥は、基本的に自分の好きなように振る舞っている。
そこに介在する理由なんて、正直もうどうでもいい。
大事なのは、今ここにいる彼女の事。
触れただけの唇は、柔らかかった。
とりあえず唇に触れてみたら満足できるとかと思ったが、触れたら触れたでまた新たな欲求が雲雀のなかにうまれる。


もっとほしい。


もっとたくさん。こんなものではたりない。そう思った雲雀はそのままツナの唇を自分の唇で挟み込み、食むようにして包み込む。
上唇に軽く歯を立ててぺろりと舌で舐め、吸い上げると、腕に中の少女がびくりと震えた。

「っ、」

ちゅっ、ちゅっ、と繰り返し口づけ、軽く歯を立て唇を舐めると、少女の口の中であまいこえ。
時折漏れる、小さな悩ましい声にぞくぞくする。
思った通り、やっぱりあまい。
こえも、くちびるも、あまくてとろけそう。
今度は下唇を同じように味わって、確かめる。
極上だ。

「っ、も、なにっ、きょうやさ、んっ」

はちみつのように甘くなった少女の声を遮ってまた唇をくっつけ、そのまま唇を動かして言う。

「君のくちびるはおいしそうだなと思って。でも思ってた以上に、すごくあまくておいしいね。だから、もっと」

ねっ、とねだるように言う雲雀は少女の返事など聞かずにまた唇にかじりつく。
ぱくりと唇で唇にかじりつくと、少女の体がぴくんと震えて小さな声が漏れる。

「あっ」

声と一緒にゆるんだ唇に舌を入れると、雲雀の舌が少女の口のなか。
熱く、蕩けるような甘さを含んだそこはとても心地よく、信じられない位気持がいい。
雲雀は夢中で少女の口のなかのあまさを味わう。
口のなかをすべて舌で確かめ、怯える舌を舌で舐め、絡めて吸い上げ、また舐める。
自分でも驚く位熱心にくちのなかを探って味わう。
止める事も、止まる事も出来ない。
したくない。




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テーマ:家庭教師ヒットマンREBORN! - ジャンル:アニメ・コミック
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