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TOP百合ヒバツナ恋の歌 恋する十字架4


恋の歌 恋する十字架4
百合ヒバツナ「恋の歌」
オフで完結済み。完売後再録集に番外と一緒に収録。
再録集のお取り扱いはバードEXになります。
こちらはweb版となります。

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やっと再会できた彼女を腕に抱いて、雲雀はほっと息をついた。
本当は別れたその日の夜にまた会いたくなった。どうしてあの子を連れて帰らなかったのか後悔した。後悔なんてしない雲雀が後悔したのだ。
それからはもう、ずっと会いたかった。
会いたくて、話したくて、声が聞きたくて、彼女を感じたくてたまらなかった。
ずっと会いたくてたまらなかった相手を思う存分抱きしめているのだが、雲雀は何故か満足できなかった。
何かが足りない。
何だろうか。
腕のなかの少女をじっと見ると、彼女の顔がますます赤くなり、大きな瞳がうるうる潤んで、滲む。
そんな顔はとてもかわいくて、かじって、突っついて、触りたくなる。
腕から服越しに伝わる体温と鼓動。
腕のなかの少女の心臓の音がとてもはやい。
雲雀は不思議な生き物でも見るように少女を見つめた。
実際、この少女は雲雀にとって色々な意味で不思議な少女だった。
この子をおもうと、おかしな感情にみまわれる。
あえなくて、イライラした。
もう一度、あいたかった。
こんな感情、雲雀はしらなかった。
雲雀にこんな感情を抱かせる彼女は、雲雀にとってはとても不思議な生き物。
その生き物は今、明らかに様子がおかしい。なぜだろうか。雲雀は疑問に思った。
彼女はいったいどうしたというのだろうか。

「きみ、心臓の音、すごいね。それに目は潤んでるし、顔も真っ赤だけど大丈夫?」

雲雀に近い位置から顔を覗き込まれ、耳元で大丈夫と囁かれると余計に落ち着かないらしく、ツナはやはりソワソワ、もぞもぞとしている。
雲雀はそんなツナの様子に少しばかりむっとする。
もっと身体を預けて大人しくしていてくれたらいいのに。
もっとくっついてくれたらいいのに。
どうして雲雀と離れたそうにするんだろうか。
どうして雲雀を拒否しようとするのだろうか。
雲雀は、もっとくっつきたいのに。
もっともっと近づいてみたい。
この子からも、くっついてくれればいいのに。
彼女の小造な顔を見つめると、目の前に、つんと立った生クリームのような鼻先がくっつきそう。
少女の息がかかる位、近い距離。
唇にかかる彼女の吐息がひどくあまく感じる。
いいな、かわいいな。
あの林檎のように赤くて、マシュマロのように柔らかそうな頬に触れると、どんな感じなんだろうか。
ぷっくりとして艶めいた彼女の唇に、ひどく惹かれる。
あの苺のような唇を味わうと、どんな味がするのだろうか。
まるい大きな瞳が雲雀を見つめて柔らかく微笑んでくれればいいのに。
どうしてそんなにも困った顔をするのだろうか。
望んだのは、そんなものではなく、もっと別の‥‥‥
雲雀がツナを見つめそんな事を考えている間に、腕のなかの少女は雲雀に訴える。
雲雀の望みと真逆の事を。

「あ、のっ、恭弥さん。腕、離してくださいっ。顔も、近いですから、お願い、もっと、離れてくだ・・・」
「やだ」

これ以上否定の言葉も拒否の言葉も聞きたくないのできっぱりと言うと、ツナのふにゃんと眉を寄せた。
何故ツナから否定の言葉を聞かなければならないのだろうか。そんな言葉はいらない。
雲雀が望むものは、そんなものではない。
そんなものではなくて、もっと違う。例えるなら、かわいい声で、甘えるように、求めるように名前を呼んでくれ
たらいいなと思うのに、どうしてそんなに迷惑そうにするのだ。
雲雀がツナの願いを拒絶したためか、雲雀に向かって困ったように言った。

「っ、なんでですかっ」

顔を真っ赤にして、うるうると瞳を潤ませて雲雀を見つめ、いやいやと首を振る。
その姿は、とても可愛らしい。
思わず食べてしまいたくなる位、すごくかわいいのに、なのに、どうしてそんなに可愛くない事を言うのだろうか。
雲雀はすうっと目を細め、少女を見つめた。
離せと言われても、離したくない。
もっともっとくっつきたいのに、どうして離さないといけないのだろうか。
彼女はこんなに可愛いのに。
せっかく会えたのに。
離せと言われても離すことなく、ツナをそのまま腕に閉じ込め、咎めるように、責めるようにじっと見つめると、ツナがまたぐいぐい暴れ出した。
本人は懸命に暴れて抵抗しているつもりなのだろうが、雲雀にとってはほんの微かな、小さな抵抗。そんなもので、この腕から脱出できると思っているのだろうか。無理なのに。
抵抗するなんて、つまらないな。と、雲雀は思う。つまらなかったら離せばいい。そうも思うけれど、でも離すという選択
肢はなくて、このまま抱きしめていればツナもそのうち抵抗を止めるだろうと思っていたが、ツナはなかなか諦めず、雲雀から離れようと必死で身体を動かしている。
それが、ひどく、そうひどく嫌な感じがした。
どうして彼女は雲雀から逃げようとするのだろうか
雲雀はもっと沢山くっついていたいのに。
こんなんじゃ足りないのに。
赤く染まった顔も、潤んで濡れた大きな瞳も、柔らかそうな頬も、甘く芳しい吐息も美味しそうな唇も、すごく可愛いし愛らしい。
なのに、雲雀を拒否してばかりの彼女なんか、こんなの、かわいいけど、すごく可愛くない。
自分ばかり望むみたいで、とても腹がたつ。
彼女も、雲雀と同じ事を望んでくれたらいいのに。
また会いたかったとか、くっついてみたいとか、もっと側にいたいとか。
なのに、彼女の口から出る言葉といえば、雲雀がのぞむものとは正反対のもの。

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カテゴリ:百合ヒバツナ
テーマ:家庭教師ヒットマンREBORN!! - ジャンル:アニメ・コミック
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Comments
2008/07/30
from ヒツジ #- URL
こんばんはッ。
雲雀VSランボ、いいですねー!!
二人ともツナが大好きなようで・・・w
みーんな可愛くてどうしようもないですww
てか雲雀さんエロい(*´Д`)ハアハア←ヤメテ
ランボは絶対に雲雀さんに勝てなさそう・・・。
でもソコがまた可愛いっすww

ではッ。
2008/07/30
from 浅田 リン #- URL
ヒツジさん
そーですよね!
しょせんはランボですもの。
頑張ったってひばりんには勝てません。
サイト掲載文はもうちょいエロイです。本当にシャワーブースでいたずら(ですむのでしょうか?)されています。
ツナちゃんがひばりんになんか色々されています。
ひばりんがダメだというのにエロロの道にひた走るのです。
困った子です・・・しゃーないか、ツナちゃんかわいいんだよね・・・。
2008/07/31
from 柚香 #- URL
サイト掲載の方が読みたくて行ったのにちょっと早すぎだったようです_| ̄|○

ランボに向かって自信マンマンに太字のトコ言い放っちゃうヒバりんがステキです

こういうステキな小説読んじゃうと 雲雀総受け推奨のアタシでも ヒバツナラブvv 攻めの雲雀さんステキ って揺らいじゃうんですよ 困ったものです
2008/07/31
from 浅田 リン #- URL
柚香様
あははは。
そーなんですよー。
コレ、サイト掲載もうちょい先です。
オマケのR15部分が完成したら掲載しますが・・・・もうちょっとですね。
しかし、コレって両方女体化の百合なのでかなりアレな感じですが・・・・。
ヒバツナなら百合でもOKかなと・・・・。
腐が末期思考です。
ステキ小説とかテレちゃいます。
雲雀さん総受けでも・・・すみませんこんなただれた百合小説読ませてしまって。
あの二人なら百合でも・・・・(まだ言ってる・・・)


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